【体験記】オルソケラトロジーお試しから開始までを実際に経験したレビュー

雑記

長年2weekコンタクトレンズを使用していましたが、レーシックやICU(眼内コンタクトレンズ)に興味を持ち始め、最終的に【オルソケラトロジー】を開始することになりました。
いろいろ比較して自分なりに調査した結果、ICUはまだ費用が高いと感じたので、もう少し技術や症例数が上がってからやってみたいと思っております。
下の記事にもありますが、オルソケラトロジーは継続しなければもとの視力の状態に戻すことができるので、比較的リスクが少ない。ということで、オルソケラトロジーを始めることにしました。
本記事では、学術的なものは除き、実際にわたしが体験した内容と感覚をお伝えできればと思います。

【オルソケラトロジー】とは?

オルソケラトロジーレンズという特殊なハードコンタクトレンズを就寝中に装用し、角膜の形を変化させることで、日中を裸眼で過ごすことができるようになる近視矯正法です。
このあたりの詳細は、オルソケラトロジー専門サイトや眼科のサイトで紹介されているものをご確認ください。

メリット/デメリット

実際に私が感じたメリット&デメリットです。

<メリット>

・日中裸眼で過ごせる
→これは実際に大きいメリット。コンタクトの乾きを気にしなくて良いのでダイビングやプールに入る際に何も気にしなくてよかった。
・治療をやめれば元に戻せる
→これがレーシックなどとの大きな違い。リスクが小さい。
・メスを入れない。手術でなく治療。
・定期的な眼科受診で目のトラブルがあれば予防できる
→ついでにはなりますが、意外に良い点。調子が悪くなってからじゃないと病院っていかないですからね。検診にもなるので、目の病気の予防にもなる。
・メガネが不要
→これも大きい。オルソ用のコンタクトレンズも勿論度ありなので、メガネが完全に不要になります。

<デメリット>

・毎日就寝時にコンタクトを装着しなければならない
・装着し忘れると翌日視力が低下する
・たまにズレる、ずれた翌日は焦点が合わない
・ハローグレア現象

→これも個人差はあるようですが、暗いところで光がぼやけたりします。夜によく運転する人なんかについては不便かも。

なぜズレる

このあたり、なかなか情報がないんですよね。
「寝相」というのが原因のひとつのようですが、寝相を直せと言われても難しい。。。
両眼が同じ方向にずれているのであれば「寝相説」が濃厚のようですが、片方だけズレる時もあったりして、どんな寝方をしたらこんな現象が起こるのか・・・?寝ている間のことなので自分にも、もちろん先生にも分からないので、このあたりの議論はお蔵入り。

ずれた時はどうしている

翌日、明らかに焦点が合わないんですよね。その日は耐えるしかないです。
ズレてしまうと、ズレた位置に跡がついてそのまま継続してコンタクトを装着すると、焦点が合わない位置で角膜が固定されてしまうことになるので、一旦休憩してもとの視力レベルに戻さなくてはいけません。
眼科の方針にも夜と思いますが、その際は日中従来のソフトコンタクトレンズを装着してやり過ごし、1週間くらい置いてまた再スタートとなります。
これがちょっとめんどくさいです。

治療開始までの流れ

検査(初回)

視力、眼球の大きさなど、細かく検査します。
オルソケラトロジーに適用できる視力にも限りがある(悪すぎるとオルソケラトロジーはできない)ので、ここで第一判断をします。

お試し用レンズ手配

眼球に合う専用のレンズが必要となるので、お試し用レンズの手配に1週間ほど要します。

お試し開始(2回目〜)

このフェーズでどれくらい視力が矯正されるか、適正判断となります。
間に検診を挟みつつ、問題なければ、次のフェーズとなります。一般的に2週間〜1ヶ月くらいとのことですが、私の場合、お試し中にレンズがズレてしまったりなかなかうまくいかなかったので半年くらいお試ししました。。。

[本治療開始] or [中止]の判断

メリットも多いですが、デメリットもあるので、個人の生活に合わせて許容できるかの判断が必要です。
お試しのみで中止する人の理由としては、ソフトコンタクトレンズ装着並の視力が欲しいとか、夜間の見え方はハッキリさせておきたいとか、レンズ装着について我慢できないとか。。。一般的にはそんな感じらしいです。

費用

自由診療となるため完全に眼科によってシステムが異なるようですが、私が通院している眼科ですと以下の料金でした。
初年度 両目 ¥150,000 (片眼のみの治療も可能。その場合は両眼の半額程度)
内訳としては、
【お試し装用】両眼:¥40,000
【お試し装用後の治療開始時支払額】両眼:¥110,000

保険適用外ですが、医療費控除対象にはなるので、交通費と合わせて確定申告を忘れずに。

わたしの小言

結局「コンタクトレンズを装着する手間」という点では、もともとの悩みを解消できなかったので、一生継続する気はありません。
視力矯正のレベルや、ズレるズレないなど、かなり個人差があると思うので、お試しでやってみて、自分に合うのであれば継続で良いでしょう!
私の場合はズレる問題はあるものの、視力レベルもそこそこで良いしメリットの方が大きいと感じているので今のところ継続しています。
新しい技術が出てきてそちらの方が良ければトライしちゃうでしょうね。

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