伊賀は関西?三重の地域性・方言論争について正しく知ってほしいので解説

三重県

三重県人が三重県外に進出した際に必ずとも言っていいほど受ける仕打ちについて解説したいと思います。
(関西地区人)「三重県って関西じゃないよな」
(東海地区人)「三重県って東海なの?」
(三重県人)「うるせえ。」(地域によって回答がバラバラ)

三重って言うとね、上から目線で他県民からあれこれ好き勝手言われることが多く、馬鹿にしてくるヤツ多いんです。
伊賀の地域性や文化の特性について理解している人には話が早いのですが、、、
三重の文化特性は他県と比較し独特でもあるので、いちゃもん付けられることもしばしば。。。
バカにバカにされると、むかつきます。笑
本記事では、主に伊賀地区における地域論争を少しでも解消できればと思います。

三重は何地方?論争について

三重県は、分類方法によっていろいろな位置付けがされており、明確に何地方と言うのは決まっていません。
分類方法によっては、「東海地方」「近畿地方」に分類されることが多いようですが、
「関西」「中部」には含まれないことが多いようです。

ただし、三重県も広いです。
三重県内の地域によって文化も言語も分かれており、一括りに●●地方と言われる三重県民が一番困っているのです。

結論:伊賀は関西圏である

以下の3点より、伊賀は関西圏であることを解説します。
この地図をご覧いただきたい。

三重県の中で、伊賀だけが、この険しい山脈より西に位置するのである。

文化の変わり目は地形に準ずる

県境(国境もしかり)というのは人間が勝手に決めた境界線であり、
主に山や川などわかりやすい箇所で線引きされます。(アフリカなどは経緯度で決定されていることも多いが)
文化の違いは、山や川などが境となって別れることが大半となります。

関西と東海中部との文化境は山脈である

関西圏との方言、文化の分かれ目は、上記の画像の山脈である。
県境は歴史的な背景も多く、伊賀は三重に属することになっているが、文化は地形に左右される部分が多いため、三重に属しているが関西文化の影響を強く受ける地域である。

ここで言う関西文化とは、主に方言(関西弁)や食文化。

伊賀の場所について


伊賀は、三重の北西部(内陸)に位置し、奈良、京都、滋賀と隣接する。
隣接する市で言えば津となるが、津方面に抜ける山々が険しいため、隣接する市という感覚はない。
地域によるが、奈良・滋賀の方がアクセスが良いケースがほとんど。
実際に、名張は大阪のベッドタウンとして住宅地が造られている。
近鉄があるので大阪の難波までは特急で1時間程度であるが、名古屋まではかなりアクセスが悪い。。。

三重はもともと違う国同士

天正〜明治にかけての国分け。
ほぼ、伊勢。「お伊勢参り」と言われてきただけあって、三重のメインは伊勢なんですね。
東海道からお伊勢参りに行く道中は「伊勢」となっていたようです。
その場合「伊賀」と「志摩」は通り道ではないですからね。(熊野を除いて)

三重のイメージとしては全国的に薄いらしいのですが、
個性ある地域が溢れており、「三重」というよりは地域名が先行して有名になっているのも特徴です。
「伊勢」「松坂」「伊賀」「鈴鹿」「長島」など。
ヘェ〜、三重だったんだ。と言われることもしばしば。。。

結論づける雑学

伊賀は関西であると、食品業界、放送業界が認める証拠がある。
有名どころで言うと、以下の2点。

どん兵衛の味付け

どん兵衛の味が東西で違うというのは、一時話題になったこともありすでにご存知の方も多いのではないでしょうか。
うどんの味付けの文化の違いによって、地元に好まれる味付けを日清さんが一生懸命研究した結果が現れています。
境目は、関ヶ原。
で、三重は?というところですが、三重県内でも分かれており、伊賀だけ関西版だったのです。
関西版は、昆布だしが多いのだそう。

どん兵衛のパッケージ(フタ部分)に「W」「E」の記載があります(West or East)。

伊賀だけ関西テレビが映る

三重は一般的に、中部・中京系列のテレビが放映されています。
しかし、伊賀だけ、この中部・中京系のテレビに加えて、関西系のテレビも映ります
これは地デジ移行の際にちょっとした争いがあったようですね。
今まで放映されていた関西テレビ、すなわち吉本が放映されなくなると反発が起こった模様。

そして関西系テレビの放映を伊賀は勝ち取ったのです。
伊賀は関西であると、放送局に認めさせたことになります。
伊賀の良いところは、関西系のテレビも中部系のテレビも両方映るので、チャンネルのボタン12個が全て埋まるのです!!

★わたしの小言

Naomi
Naomi

「なにも知らずに、三重県で一括りにするやつ、まじでやめてほしい」
これ、三重県出身の人がよく感じていること。
しょうもない言い争いはやめましょう

コメント

タイトルとURLをコピーしました